とある小説を読み終えて。
友人の洞察力に感嘆する。
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とある映画を見終わって。
あまりの世界観に思考の一部を持っていかれてしまい。
こっちに戻ってくるのが遅れた。
違う世界観にいるときに書く文は、どうしても引き摺られる。
気持ちや想い。
その展開に、如実にあわられてしまうのは困る。
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これらは、すべて
よく解らない文。
です。
おそらくどこかに落ちていて。
おそらくどこかで考えている。
気に留めないほうがいい文章なのかもしれません。
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叶わない恋は。
切なくて、苦しくて。
とても、とても自己中心的で。
自己欲を満たすためだけの、自己満足に過ぎないのだと誰かが言った。
恋に溺れる自分に酔っている、のだそうだ。
それは恋に恋する思春期の乙女のようで。
そこに快楽を見出す悲観主義者によく似ている。
傷つけられることのない恋。
抉られることもなく、一方的に募らせる想いはさぞかし楽で気持ちいいのだろう、と誰かが問うた。
無碍に出来ない相手の立場を利用した一種のセクシャルハラスメントと言ってもいい。
なぁ、そうは思わないかい、と耳当たりの良い低めの声でわざと囁く、誰か。
―――この場合、犯人が解っているのだから『誰か』というよりも、そいつの名前を言った方がいいのだろう。しかし、ここで名前を出すのも癪にさわるから、あえて名前は言わない―――
そいつは、いつもそうやってあたしの気持ちを否定する。
…いや、否定するよりも、もっとエグイ。
残酷なまでに現実を酷使させ、そいつは否定を掠めた疑問を投げかける。
反論できないあたしを可笑しそうに眺めて。
あたしを奈落のそこに突き落とすのだ。
なんと醜悪で、劣悪な。
憎しみをこめてそいつを睨みつけると、きまってそいつは微笑み返す。
どちらが、とでも問いたそうな顔をして。
冷たく、厳かに。笑わない瞳で。
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たぶん、これはどちらも在り得ることで。
食い物にされる側とする側の意見の相違は、収まることを知らないのでしょう。
どちらがいいとか悪いとか。
そういう問題ではない気がします。
それが、商売や仕事になってしまったら尚更に。
お金が絡むと、人は良くも悪くも変わるので。
均衡を保つのは、とても難しいというお話。
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僕は少し狂っている。
どこかの螺子が足りないらしく、どこかでいつもへまをする。
けれど、僕はそれに気がつかない。
正しく言えば、気がつけない。
自覚がないから。それをする前に自制することが出来ないのだ。
皆は言う。
「君は正しい」と。
称賛と喝采。
戸惑う僕の胸のうちなど知らずに、彼らは皆、笑顔だ。
両親は鼻高々に。
胸を張って僕を褒め称え、高台へと上らせる。
僕はそれが嫌で厭で堪らない。
彼らは僕を正しいというのだ。
立派だと。天才だと。
僕の思いとは裏腹に褒めるだけ褒めちぎる。
僕にはそれが解らなかった。
僕が言われるはずの罵倒は一切なく。
なぜ、そこには映ろう笑顔があるのか。
不可解すぎて消化できない。
皆は言う。
「君は子供だから」と。
子供だから解らないのだ、と。
微笑ましそうに。
僕をしきりに撫でたがる。
まるで幼いことが得だとでも言うかのように。
僕の気持ちは置いていかれたまま。
誰も答えてはくれないのだ。
誰も話してはくれないのだ。
僕との対話は宇宙人との交信に似ているらしい。
あいにく僕は宇宙人と交信したことがないので解らないのだが。
皆が口々に言うのだから、そうなのだろう。
だから、僕は また少し、自分を調律する。
正しいことができるように。
間違ったことをしないように。
誰も教えてはくれないから。
―――少しずつ、少しずつ。
歯車は、回る。
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この先を書きたいとは思わない。
けれど、たぶん。
この先にあるものは。
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…それが、気のせいですめばいいのだけれど。
と、他人事のように綴って。
ずいぶん、映画の方に引き摺られたなぁっと苦笑を1つ。
小説は、
胸が抉られるような気がして、ちょっと読むのに手こずった。
時期が悪かったのかもしれない。
たぶん、7月になら、すんなりと読めたはず(ぇ)
あの映画は、夜に見ない方がいい。
『夢と現』
それが混ざる時間は、特に。
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物語に引き摺られるのは、よくあることで。
その世界が強ければ強いほど、引力が強い。
2次元と3次元を区別できないオ●クみたいって言われても、ちょっと反論できない気がする(笑)
ココに。違う物語や世界を持ち込むつもりはないけれど。
新たに増えた、思想や思考を否定する気にもならないから。
とりあえず、吐き出す。
それが形に残って、自覚して、受諾できるように。
きちんと自分で管理できるように。
整理整頓。
言葉の片付け。
おもちゃ箱。
暗いお話や、病んでいるお話も、それはそれ。
これはこれとして。
パレットに残しておこうと思うのです。
一度、思いっきり引き摺られておいた方が、その世界を客観的に見やすいし。
などと、よく解らない文を綴ってしまいました。
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