答えの見えない答えがここにあるから

綴って
綴って
また綴る

思うことはやめられず
想うことは逃避のように

頭の片隅におかれたひとつぶを
いまだ大事に抱えている

＋＋＋

毎日同じ車両に乗って、違う風景を眺めて、この目に焼き付いた情景が胸をさす。

揺れる車両。
重なるかげ。
夕陽に染まった空の向こう。

そう言えば、夕陽と同じ名を持つ人がいたと頭をよぎって。あの頃の不思議な出来事を人事のように思い出す。

あれはいつだったっけ。
もう遠い昔のようにおぼろげな記憶の破片は、うまく紡げない。
人は忘れていく生き物だから、と誰かが言った。
それは人間に許された唯一の救いね、と誰かが笑った。

あれは、誰の言葉だっけ。
言葉だけは鮮明にここにあるのに。

そういう一つ一つを思い出しては書き留めて、そこにある想いを忘れぬように。

昔いた現実と
昔見た未来を

かげりなんて在りはしない。

知ってるくせに　知らないふり
それはちょっと、ずるいんじゃないの。

そう言いながら、笑ってみせる。

そのままの君でいて。

＋＋＋

それは、願わぬ願いごと。
それは、届かぬ願いごと。

＋＋＋


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ぼんやりと、考える。
お腹がなりそうな午後のこと。

果物ばかり食べるのは健康的にどうなのだろう。
美味しいけどね。
野菜が私を呼んでいる。

＋＋＋

やりたいこと、一つ一つ、こなして行こう。
今しかできないことだから。
今は今しかないのだから。

一歩一歩を噛み締めて、
挫けることなく、
立ち上がろう。

繰り返し　くりかえし。

忘れぬように。

＋＋＋

本当は、ただ好きなだけだから。
本当に、それだけだから。
理由なんてないの。

ただ、それだけのために、ここにいる。

＋＋＋

足掻く姿は醜いでしょうか。
我武者羅になって
ひたすらに追い求める姿は見ていられないくらい惨めでしょうか。

ボロボロになって
そこまでする意味なんてあるのか、などと問いたくなるくらいに

目を覆いたくなる光景は幾つもあって
耳を塞ぎたくなる雑音は轟くばかりでも

そこに　光があるから

行かずにはいられない
求めずにはいられない

そこに　未来があると　信じているから

大昔に書いた詩を
今になって掘り起こして
コメントをつけてみました。

あの頃はこんなだったな。って
しみじみ思い出しながら

『自分考察』

＋＋＋


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泣き虫バード　どこへ行く

泣いてばかりの小さな小鳥
まんまるお目々に涙をためて

大空羽ばたく　泣き虫バード

そっちにあるのは雨雲で
そっちにあるのは青空だけど

君が進むは　海の向こう

溺れたいのか　泣き虫バード
沈みたいのか　泣き虫バード

海に映った空を泳いで
もがき苦しむ　小さな小鳥

飛び立つ準備はできている
飛び去る準備もできている

ならば　どうして　もがくのか

海を作るは　泣き虫バード
空を見上げる　泣き虫バード

そこにいるのは小さな小鳥
そこにいるのは惨めな小鳥

涙の出ない　泣き虫バード
たまった涙に蓋をして

大空目指して飛び立った

＋＋＋
 

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