コンビも好きだけどトリオも好きってお話(違っ!)
続きます♪(ぇ)
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「・・・ダーリン。どうしましょ」
「…何が?ってか、ダーリンてなに?つか、誰?」
「アレじゃないスか?ア・レ」
サダラが指差すほうを見ると進行方向にはけったいな格好をした太っちょくんが絶世の美男子と謳われる色白の保健室の精霊(って一部の人から呼ばれているらしい人)にぶつかっていた。
「…あれが何?」
美男子に惚れたとかそういうこと?と、彼らを凝視しているチョコを一瞥する。
「久々の大ヒット☆くぅ~堪らんっ!」
チョコは太っちょくんに吹き飛ばされた美男子に瞳を輝かせ、こっちの言葉は軽くスルー。
「…けったいな」
ぼそっと文句をたれて意味が解らず頭をかくと隣でサダラがクッと肩で笑った。
「コーノサン最近飢えてるらしいスから」
「それにしたって、引くわ。…ダーリンはないだろ。ダーリンは」
くねくねしながら悦に入るチョコから少しばかり距離をとると、横から「芳しい…」とうっとりとした声が聞こえ、悪寒が走る。
「あの芳しい香り…あのぷっくりとしたお肉…!んん!決めた。あたしのダ・ア・リ・ン」
んふっ♪と楽しげな鼻歌をもらしながら、チョコはそさくさと彼らの元に駆け寄る。
「…いま、肉って言った?」
「…そッスね」
恐る恐るサダラに尋ねると、あっさりサダラは肯定した。
「あれもないだろ。ダーリンよりあり得ない…」
ってか、肉にトキメク女ってどんなだ。ん?こんなか?ああ。そうだな。チョコだよな。チョコなんだよな…。
ふぅっと諦めにも似たため息がこぼれ出て、横ではサダラはやれやれっと肩を竦め、
「ゲテモノ好きはコワイッスねぇ~」
などと言いつつ、くはっと腹を抱えて笑い出す。
チョコはそんなうちらを顧みず太っちょくんに一直線。
まさかそっちを見ていたとは思わなかったので、相変わらず変な趣味してんなーっと可哀相な目でチョコを眺めることにした。
ふ。いくら友達ったって理解できないことはあるもんだよな。
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中途半端に続く☆(日本語変w)
なんだかこの子達書くの楽しい(笑)
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