× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 短短短編。 「天使様に会ったの!」 目を爛々と輝かせて、彼女は言った。 「…見間違いとかじゃなくて?」 電波な彼女はいつも変なことばかり。 頭痛のする頭を抑えながらチラッと彼女を覗く。 「うん!だって髪の毛ふわふわの金髪で瞳が鮮やかなスカイブルー」 今日はいつもより酷く頭が痛む。 ズキズキ ズキズキ。 偏頭痛持ちのあたしはいつも薬を常備しているのだが、今日に限って切れていたことを思い出す。 「それ天使じゃなくてただの外人じゃ…」 どっから天使様なんて発想に至るのか。 極々平凡な思考回路しか持ち合わせていないあたしには到底理解しにくいものだった。 「でねでね!」 あーもうダメだぁ・・・。 ズキズキと痛みを増す頭を抱えて、ずるっと机にうつ伏せる。 彼女はそんなあたしを気にすることなく話を続け。 「もう二度と会えないかもしれないと思って、マーキングしといたの!」 きららーんと輝いた瞳をあたしに向けた。 例えるならそう、『恋に恋する乙女』『夢から覚めない少女』のように。 「マーキングって…動物じゃないんだから」 「えーだってぇ~。天使様が神様のもとに戻っちゃったら、もう二度と人間界には降りてこないかもしれないじゃない?」 「おーい。帰ってこーい」 「だからね。番犬のケルベロスさんがこれは人間の匂いだって解るようにしてあげたの」 「…はぁ」 「神様も浮気者の天使様なら天界から追放してまた人間界に落としてくれるかもしれないし」 「マーキングすると浮気者なの?っていうか、天使は神様の恋人設定?」 「うん!クルル、一度でいいから天使様飼ってみたかったんだぁ」 「・・・・・・・・・・・飼うって、え?」 +++ 中途半端で終わり。 続きません(笑) PR COMMENT COMMENT FORM
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