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花弁に滴る雫。
雨音の中にまぎれたもの。 +++ 「皆さん。こんばんは。今夜の放送は夜の学校からお届けしています」 0時5分前。 誰もいないはずの学校でスピーカーがノイズ雑じりの音を鳴らす。 「ほーら、ほら。あと5分で0時だよ!みんなー起きてー」 窓を叩く雫をBGMにして。 僕はどこかに潜むリスナーに語りかける。 「今日は先日募集したおたよりを紹介したいと思います! 予想外にじゃんじゃん届いて、おっかなびっくりです。みんな。ありがとー」 宛て先は、『3階、真夜中の放送室』。 パーソナリティは、僕ともう1人。 「…と、その前に。残念なお知らせ。 な・ん・と!本日、相方が遅刻しています。本当、ごめんなさい。 あとでたっぷり叱っておきます! 最近あいつ寝坊しすぎなんですよね~変な寝言ばっかいうし そろそろパーソナリティ交換した方がいいと思うんですが。…どう?え?だめ??」 「ダメに決まっとるやろ!」 荒々しく扉が開く。 滴る水が床をぬらし。月光に光る。 相方は洋服で顔を拭きながら、僕に向かって手をあげた。 「おおっと、噂をすればなんとやら。 …をい!床をぬらすな。拭け!マイク壊したらぶっとばすぞ」 「あー…ほんとすんません。ちょっと2度寝してたら。だいぶ寝ちった… ってか、ひでーよ!起こせよ!!」 「はいはい。うっさい。黙れ。 あと5分とか言って起きなかったのはどこの誰ですか。アホですかKZT(カズト)くん」 「かーっ!ムカつく! みんな。ちーっす!元気~?オレ、すんげー眠いです。寝起きだし」 「じゃあ、バカも来たことだし、さくさくっと進めたいと思います」 「バカぁ?!は?何?それもしかしてオレんこと?!」 「えーラジオネーム『ゴ●ブリほいほいに捕まったハムスター』さん」 「ぷっ!待て待て待て!なんだその切ないラジオネームは! 早く助けてあげて!」 「確かに。ハムちゃんどうしてそんなことに??脱走かな?」 「『はじめまして。こんばんは』」 「「こんばんはー」」 「『家では電波が全然届かないので、近く公園の滑り台に上って、いつも頑張って聴いています♪ KZT(カズト)さんのバカっぷりが愛おしくて堪りません(笑) RIO(リオ)さん、もっとKZT(カズト)さんを弄ってあげてください!』 …だって」 「え?これは喜ぶべき?悲しむべき?! 言っとくけど、『バカ』って褒め言葉じゃないから! 聞いてる?『ゴ●ブリほいほいに捕まったハムスター』さん」 「KZTくんがバカなのは今に始まったことじゃないけどね。 いいんじゃない。喜んでおけば。『愛おしくて堪りません(笑)』だって。 いいな~『愛おしい』だって。僕も言われたいよ(笑)」 「(笑)ってなんだよ?!その時点で喜べねぇ! っつーか、公園の滑り台ってすごいな」 「ね。いつも聴いてくれてありがとー!僕もKZTくん弄りがんばるね」 「がんばるな!」 +++ …というラジオ小説を書きたい(なにそれw) +++ ◆パーソナリティ RIO(リオ):毒舌 KZT(カズト):バカ 真夜中の学校(放送室)をハイジャック。 眠れない人に笑いと更なる不眠を! 放送時間23:55~ (0時からではないのでご注意を☆) 宛て先:『3階、真夜中の放送室』 +++ …っていう、くだらない設定を考えてしまった(笑) PR COMMENT COMMENT FORM
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