昔。

とても憧れていた人がいた。
こんな人になりたいなと思った人がいた。

見たことも話したこともないのに。

私も。　と　思わせてくれる人がいた。

＋＋＋


その人は物知りで真面目で不真面目で。
読書が好きで、お洒落が好きで、頭が良くて、遊び心を忘れない人だった。

なぜ会ったこともないのにそんなことが解るかって。

その人の日常を綴った日記を見て、当時の私はそう思ったのです。

その人の文章は痛快で、飽きることのない文章を書く人だった。

物の考え方。捉え方。
少し皮肉めいた文章が、その人の性格を思わせて。
その人の描いた物語が、その人の憧憬を匂わせて。

見て、知った気になって、そうなりたいと思った。

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きっと、見たこともないその人の影響は今でも続いているのだと思う。

サイトの作り（綺麗で見やすく楽しかった）
日記（毎日見るのが日課でしたｗ）
コンテンツ（読み漁りましたとも！）

チキンな水月は見ているだけだったけど、本当に大好きだったのです。
できることならもう一度、あの人のサイトを見に行きたい。
学ばせてほしい。

今はもう就職して働いていることでしょう。
おそらく、空の下のどこかで。

あの歳であれだけのことができる人だもの。
きっと、元気にやっているんだろうな。って、ちょっと思い出した。

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夏目漱石を語らせたら右に出るものはなく、ゲーテやカント、ニーチェやルソーなどの思想家の本を読み、ライトノベルも読み漁る。
「本が好きなんだな」って一発で解るほど、本好きの人だった。
「ツゥラツゥストラはかく語りき」について語っていたときはついつい感嘆してしまいました。

別の方では中原中也が好きな方がいて。
その方が書く詩は本当に素敵で奥深いものが多かったな。

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↑を見ると、やっぱり本好きな人は文を書くのですね（笑）
そして、本が好きだと本が好きな人や文章に惹かれるｗ

水月の周りにはあまり思想家の本を読む方がいなかったので珍しかったというのもありますけど。

昔、図書館でそういった本のコーナーで動かないのを見て
（借りないでその場で読書中／迷惑ｗ）
「凛がまたやってる…」
と、よく友達に呆れられましたｗ

「ライ麦畑でつかまえて」のレビューとかも興味深かったのを覚えています。

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たぶん、すごく現実的な反面、空想的な人が多いんだろうな。とか思う。
今考えても私が憧れていた人たちの読書量は半端なかったし（笑）

私はまだまだ足元にも及ばない。
もっと色々経験して。
もっともっと学ばないと。

やっぱり、日々精進だなって。
改めて納得してしまいました。