動いているんだな、と思った。
走るたびに苦しくなるのは、酸素がほしいから。
 
水のなかで息を吸うように
陸のうえで息を吐く

繰り返し
繰り返し
 
＋＋＋

とにもかくにも、やらなければ終わらない。
動かなければ始まらない。

この鼓動がとまるまで、走りつづけて。
足掻きつづけて。

ついたため息を取り返すみたいに深呼吸した。

＋＋＋


書きたい文が渦巻いて、胸焼けしそうな水月です（ぇ）

みんなそれぞれ頑張っているんだなって実感して、心に詰まっていた思いがやっと少しずつ飲み込めるようになってきた。

私のお友達は

「看護師」になるために頑張っていたり
「作業療法士」を目指して進学を目指していたり
「薬剤師」になるために勉強していたり
「公務員」になるために資格を受けたりと

志の高い人が多い気がします。
（ならべてみると医療系／笑）

一緒の小学校に通っていた子の卒業文集には、「薬剤師」になると書いてある。
今も違わず夢を追うその姿は、なんて眩しいんだろう。

もうずっと会っていない友達を思い浮かべて、どんな大人になっているのかちょっと気になった。
年々少なくなる手紙に、ときどき送るメール。
電子回路を通じて、友情も続いているのかと思うと、ちょっぴり不思議な気分。

＋＋＋

そういえば、同じマンションに住んでいる幼なじみは、建築関係のデザインを学んでいるらしい。
いつかまた会う機会があるのかなって、たまに駐輪場で顔を合わせるたびに思う。

まさか彼女もデザイン系に進むとは思っていなかったから、最初はとても驚いたけれど、昔を思い出してみれば必然なのかもしれない。
ばったり本屋で会うことが多かったり、親に隠れて漫画を読んでいたり。
似ているところも少しはあったんだよな…とか。今になって思う（笑）

＋＋＋

友達に、進学をあみだくじで決めた子がいた。
行けそうな学校を書き出して、たまたま選んだ線の先にあった学校を受けた人。
充実した日々を送っていることを聞き、胸をなでおろしたのは記憶に新しい。
（子を見守る親の気持ち…／笑）

その子が進学を希望しているのを知り、経った時間を思い出す。
言葉にならないくらいビックリしてしまったのは、きっと私だけじゃないはずだ。

＋＋＋

そうやって流れてきた時間。
そのなかに、過ごしている今が、過ごしていく未来が、過ごしてきた過去が在る。

ヘンゼルとグレーテルは暗い森のなか、どんな気持ちで道しるべを落としたんだろう。

通ってきた道を思い出し、
残した足跡を辿っては、そんなことを考える。

生き続けるための道しるべ。
活かし続ける道しるべ。

私たちは、どんな道しるべを落としているのかな。

未来の自分に訊いてみたい。
「今の私は好きですか」

過去の自分に見せてあげたい。
「今の私はここにいるよ」

誇れる自分はそこにいますか。
夢見た自分はどこにいますか。

繋いだ手を離さないように。

過去と今と未来を紡ぐ。
そんな「時間」。