あと　何歩　歩いたら

あの月へ　辿りつけるのだろう

解っている。大丈夫。そう自分に言い聞かせるように。

これからという希望

いまさらという絶望



いまさらだけど

私は私を

やめましょう



これからだから

今日を終わりと言わず

始まりと



私は私を始めましょう



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物語の中を生きている。




いつだって紡いでいるのだろう。

いま　このとき　この瞬間も

自分だけの物語を綴っているのだろう。

無意識のうちに、無自覚のうちに

記憶という名の紙の上

ひたすらにペンを走らせて

休むことのない時間を刻む時計のように

先の見えない物語を　先の読めない物語を

私たちは描いているのかな。




何もない世界に足跡を残すように



雪月花　　日記より抜粋

2005年8月3日
(水曜日)

空　たかく

昇れ