大昔に書いた詩を
今になって掘り起こして
コメントをつけてみました。

あの頃はこんなだったな。って
しみじみ思い出しながら

『自分考察』

＋＋＋

不安なの
いつか
いつそのときが来るのかと思うと
瞳を閉じるのが怖い

一日が怖いの
夜明けが怖いの

貴方がいなくなった世界なんて考えたくもないのに

＊

いつかくる　そのときが
来ないように

＊

祈ることも忘れて
呪うことも忘れて

だた　一心に　君を想うよ

＋＋＋

今、この言葉を見るとものすごく胸が痛いです。
この頃は生きていたから。
こうやって言葉にもできたけれど、
今はもう、その「いつか」の世界だから。

このとき思った想いがどこかにまだ残っているのなら
このとき願った希望を少しでも届けて欲しい。

空高く　遠く
天の果てまで

＋＋＋

痛みも苦しみも
誰かに分け与えるべきではないんだ
誰かに担ってもらうべきではないんだ

それは自分のモノだから


貴方の痛みや苦しみが
少しでも
癒えたらいいと
なくなればいいと思うけれど


私の痛みや苦しみは私だけのものだから

持ってゆかないでね


どす黒い渦に巻き込まれても
私はいつだって
這い上がってこれるから

どうか
私を信じて

手を差し伸べないで

＋＋＋

どうしたら「喜び」を感じてもらえるか
どうしたら「望み」を与えられるか
どうしたら、少しでも、あなたに「幸せ」と思ってもらえるか

考えて考えて
少しでも迷惑をかけないように

強がって強がって
ほら　笑って

ちっぽけな私の痛みや苦しみは全部私に任せて
気にしないで心配しないで

自分に言い聞かせるように何度も何度も
唱えては　笑って
唱えては　強がって
忘れないように

せめて私に関する事であなたが心を痛めないように
闇に沈んだあなたの心を光で照らして
お日様のあたる所まで引っ張ってこられるように

ずっとずっと
それだけを　思っていたの

＊

「無理しないでね」
「話くらいは聞けるから」
「たまには頼ってね」

優しい友達の言葉はとても嬉しかったけれど
それを受け入れることはできなかった。

「誰かに頼ってしまったら、もう１人では立てなくなってしまう」

そう思い続けて。

＊

でも、きっと、たぶん。
それは当たっていたのだと思う。

泣き崩れることができたら、と。
何度思い、何度苦笑したか。
抱きしめて、慰めて。
誰かに縋る自分は、とても弱く思えて。

強がっている私を粉々に壊して。
戻れなくしてしまうんじゃないかって

声を殺して泣くことしかできず
『誰か』を求めるのは止めた。

「強い自分」を「作り上げる」ためには、そうするしかなかったから。
崩さずに過ごすには、そうするほか、思いつかなかったから。

＊

今思えばただの自己満足のようにも思えるけれど。
そのころは歯を食いしばって、拳を握って、
それが最良の方法だと、信じて進むしかなかった。

傷つくのは私だけでいいと、自己満足に自己犠牲。
美しき家族愛と言えば聞こえはいいけれど、結構ボロボロ。
ギリギリで生きているようなものだった。
「バカだな」って自分でも思った。
だけど、それしか自分にできることが思いつかなかったから。

そのときできる精一杯を、したんだよ。

と、自己弁護してみる（笑）

＊

おかげでこんなに精神が図太くたくましくなっちゃって。
可愛くない（笑）

だから変なところで甘え下手。
肝心なとこ意外は上手に甘えられるくせにね。
本当に困った奴だよ。本当に。

＋＋＋

今、昔の私と同じような状況になっているお友達がいる。
心情は同じじゃないかもしれないけど。

少しでも、力になれればいいなって思う。

残念ながら私はあのとき「誰か」を探すのも受け入れるのも諦めて、拒んでしまったけれど。
あの子には「誰か」が見つかるといいな。

思いっきり泣ける場所。
甘やかしてくれる誰か。
弱音が吐ける場所。
受け入れてくれる誰か。

現れるといいなって、次は私が、友達の立場として見守る番。

＋＋＋

「何でも言って」なんて、言えるわけがなく
「泣いてもいいよ」なんて、泣けるわけがなく
素直にそうできる子はいいな、なんて羨ましがったりして
捻くれた意固地な自分を顧みては、強がってばかり

色んなジレンマ
溜まるフラストレーション

「ようは自業自得でしょ」と言われたら、迷わず泣くだろう
何も言わずに　ただ　歯を食いしばって

それじゃあ　どうすればいいの
どうすればよかったの

って。

雁字搦めにされて　身動きが取れなくなる前に
息抜きして欲しいな。

私に連絡するもよし
他の誰かにするもよし

私じゃ甘やかしてあげられないから。
背中を押して欲しいときに会いに来て。

泣いてもいいよ。
我侭言っても。
弱音を吐いても。
どんなあなただって、嫌いにはならないから。

醜態晒して恥をかくのが怖いなら、一緒に恥をかいたっていい。
弱い自分を見られたくないなら、見ないからさ。
見てないとこで、思いっきり自分をさらして。
楽になって。

泣けないなら泣かしてあげる。
思いっきり。これでもかってくらい。
泣けばいいよ。

たまには素直に。
強がってないで。
何も言わなくていいから。

一緒に頑張る準備はもうできている。

この先ずっと、先は長いんだから。

その手をとって
走り出そうか。

『君へ捧ぐ』