泣き虫バード　どこへ行く

泣いてばかりの小さな小鳥
まんまるお目々に涙をためて

大空羽ばたく　泣き虫バード

そっちにあるのは雨雲で
そっちにあるのは青空だけど

君が進むは　海の向こう

溺れたいのか　泣き虫バード
沈みたいのか　泣き虫バード

海に映った空を泳いで
もがき苦しむ　小さな小鳥

飛び立つ準備はできている
飛び去る準備もできている

ならば　どうして　もがくのか

海を作るは　泣き虫バード
空を見上げる　泣き虫バード

そこにいるのは小さな小鳥
そこにいるのは惨めな小鳥

涙の出ない　泣き虫バード
たまった涙に蓋をして

大空目指して飛び立った

＋＋＋
 

無性に泣きたくなるとき。
なんだか弱音を吐きたくなるとき。

泣き虫な自分を笑ってしまう。

しょうがないなっていうか、
バカだなって。

殴り飛ばしたくなる（笑）
思いっきりぶん殴って、目を覚まさせてやりたくなる。

ちょっと乱暴だけど。
たぶんこれで丁度いいんだと思う。

誰かに慰めてほしいとか、
そういう甘えがどこかに潜んでいるから。

そんな思いを蹴散らせるなら、なんだって。

＋＋＋

もっと強くなれたらいいのにって。
何度思っただろう。

どんな状況になったとしても、どんな環境の中にいても。
忘れずに。
「自分」を持っていられる強さが欲しい。

泣いてしまうのは弱いからだなんて、今更そんなことを言うわけじゃないけれど。

流さぬ涙の中に幾度となく現れるそれを
流してしまえたら、どんなにいいか。

受けとめる強さはきっと昔よりあるのに。
あの頃と同じように強さを求めてしまうのは、愚かだからかな。

＋＋＋

成長したなって思うことができるのは、こんな自分を客観的に見て、冷静に自己分析したり、その後の行動を即座に判断したりしてしまうから。
行動にうつすのも苦じゃないと思えるくらいには強くなったのか…な？
と、苦笑してしまう。

と言っても、昔も昔でどこかで冷静な自分が残っていたから。
いつだって泣き喚くには理性が強すぎるのかもしれない（笑）

たまには素直に喚いてみても楽しいかもね。

＋＋＋

こんな日に限って。
いろいろなことを思い出す。
色々なことを実感する。