今さっき、ダラダラと続いていた関係に終止符を打ちました。
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あの人が言うように私の考え方ややり方って、少し極端なのだと思う。
「何も切る必要は無いんじゃない?」
と言われても、あの人ではなく、私がダメなのだ。
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たまにお節介とかお人よしって言われることがある。
私はそうでもないんじゃないかなって思うのだけれど、やっぱりどこかでお節介なのだ。
なんだかんだ言って困っている人を見るとつい手を貸してしまったり、相談に乗ったり。
もしかしたらそれはいいことなのかもしれないけれど。
『余計なお世話』かもしれない。
恐らくそこが私のいいところでもあり、悪いところでもあるのだろう。
困っているからといって毎回相談に乗って、頼りにされても、私は何もできないし、する気もない。
そういう相手が1人いた。
腐れ縁って言葉がピッタリの歪な関係。
お互いの底辺を見てきてしまっているぶん遠慮が無くて、行き過ぎた依存みたいに見えるほど。
『最後の砦』と私を頼られても私は何もできないよ。
それを解っていて。私に話して。
私の意見なんか本当はどうでも良くて。
ただ怒って欲しいだけなんて。
哀しすぎると思わない?
何を言っても無意味なのに。
私が何を言う必要があるのだろう。
自分の中で全て出ている答えを誰かに言って欲しいだけなのなら。
別に私でなくてもいいよね。
そういって笑う私に、あの人は泣いたけれど。
ごめんね。もう、私には無理だよ。疲れちゃった。
こうやって友達と決別するのは初めてかもしれないと思うほどに。
私がこういうことをするのは珍しいのだけれど。
仕方がないと思う。
一緒にいることによってお互いをダメにするくらいなら、キッパリと別れて。
お互いの道を行くのが一番なんじゃないかなって。
まるで恋人みたいな(ココは笑うところ)言い分だけれど。
依存って好きじゃない。
私がいなくても生きていかれることを知ってほしい。
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色々なことがあった。
お互いにお互いが慰めあうような時期もあったけれど。
そういう馴れ合いはもう必要ないと思う。
私もあの人も。
すでに昔とは違うのだから。
一緒にいなければ生きていかれないなんて、そんなことはないんだよ。
私はあの人の『唯一』にはなれないし、なろうともなりたいとも思わない。
そんな一方通行の関係がいつまでも続くだなんて、どうして思うのか。
何度も私はそう言った。
けど、聞く耳を持たなかったよね。
解った上ですべてを決めたのは紛れもないあの人なのだから。
いまさら、私が何を言うことがあるのだろう。
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私も誰かに話を聞いて欲しいときがある。
背中を押して欲しいときがある。
けど、それとあの人の行動は一致しない。
ただ、不甲斐ない自分を認識したくて誰かにしかって欲しいだけ。
完膚なきまでに怒って欲しいだけ。
自分のことを思って。
真剣に。ただ、真剣に。
怒られることで心配されていると言う実感が欲しいだけ。
それは、なんて歪んだ愛なんだろう(ココも笑うところ)
私もそういうときが無いとは言わない。
誰かに思いっ切り不甲斐ない自分をしかってほしいときがある。
そうして自分の背中を押して欲しいときがある。
けど、あの人はそうじゃない。
『自分』は『そう』なのだ、と解っていて、ただ怒って欲しいだけ。
背中は押してくれなくていい。
現状の泥沼に浸かって、可哀相な自分に酔って。
「自分は悪くない」と結論付ける。
その判断材料として『誰か』を頼るのだ。
正論を言ってくれる誰かの言葉に頷きながら、自分に対して言い訳をする。
そのためだけに『私』を求める。
そんな不毛な関係をよく続けたものだな、と。
改めて自分を褒めたくなってしまう(ちょっと自分を棚に上げすぎた)
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「凛に捨てられたら、無理。生きていかれない」
その言葉の通りに、少し前のあの人なら手首を切って自傷行為を働くことだろう。
自分を傷つけることに何の躊躇いもない人だから。
だけど、もう大丈夫だよね。
もう、たくさんたくさん傷ついた。
一生分くらいの傷を負って、それでもあの人は前に進んだ。
自力で、這い上がって、なんとか足掻いて生きている。
今はもう1人で立っていられるでしょう?
歩くことができるでしょう?
大切な人を見つけて。捨てられても。
あの時みたいに、この世を去るとは言わなかった。
それがどんなに大切なことかちゃんと解っていてくれるといいのだけれど。
きちんと自分の弱さを自覚して、受け入れることができた今なら、きっと大丈夫だと思うんだ。
あなたの傍に私がいなくても。
勝手な決めつけだとあの人は言うかもしれないけれど。
確信を持って今言うよ。
あなたに私は必要ない。
私の代わりなんて、幾らでもいる。
そう思えるくらいに友達は増えて、守るべきものも増えた。
今なら。
手首を切りたいだなんて言わないよね。
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「そんなことない!」って即答されても。
あの人が自傷できないことを知っている。
今はもう、そうできない立場に在ることを、誰よりもきっとあの人が解っている。
だからもう私は何も心配しない。
心配させないで欲しい。
それが私の願いだよ。
もう自分が1人じゃないことくらい解るでしょう。
大切な人が他にもたくさんいることを自分の口で言っていたじゃない。
友達もいい人ばかりで、あなたのことを思って怒ってくれる人が他にもできたと。
電話越しの声に安息して、私は心底思ったよ。
「良かった」って。
それでもあなたが私に執着する理由はひとつ。
『これ以上何をしても、何を言っても嫌われることのない相手』だから。
進路に悩んでいじめに苦しみ孤独に泣いて手首を切って。
それでも私はそこにいたから。
どんなに愚かな恋をしても。どんな醜態を晒しても。
私は今以上にあの人を嫌うことはなかったから。
(現に今だって嫌ってはいないのだけれど)
でも、その安心感ゆえに『何をしても許される』だなんて、どうして思うの。
確かに私があなたを嫌うことは無いかもしれないけれど。
何をしてもずっと変わらず私が傍にいるなんて保証はどこにも無いのに。
「ごめん。ごめんなさい。どうすればいい?どうすれば見捨てないでくれる?」
…ごめんね。
もう、遅いんだ。
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私は何度も言ったはずだ。
このままじゃ一緒にはいられないって。
一緒にいたいと思えないって。
それを無視して現状を選んだのは、あなた。
変わる気が無いのなら、もう、私はそれでいい。
何を言っても意味がないのなら、口を閉ざしても一緒でしょう?
それを嫌だと言うのなら、それでもいいの。
私にはもう関係の無いことだから。
酷いと罵ってくれても。嫌いになっても。忘れてくれても構わないよ。
『私』はあなたの心の拠り所にはなれない。なりたくない。
『私』がいるというその『甘え』が、あなたをそこに縛り付けてしまったのかもしれないと思うと。
胸が苦しい。居た堪れない。
なんだかんだと言って悩み相談に乗ってしまって。
話を聞いてしまう私も悪かったんだよね。
最期まで面倒が見れないのなら傍にいるべきではなかったのかもしれない。
それは大分言い過ぎな気がするけれど。
『私』という『足枷』がなければ、もっと早く今の私に変わる誰かを見つけられたかもしれない。
とは思う。
あの人を救いたいと一度も思ったことのない私が、あの人に好かれるのは変な話なのだけれど。
「死にたい」と言ったあなたに。
「死ねば」と返す潔さをあなたは甚く気に入っていたね。
(ただのドMだという私の認識は強ち間違ってはいない)
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最初から頼りにする相手を間違っていたんだよ。
確かに私はあの人の友達だけれど、恋人にはなれないし。なる気もないし。なりたくもない。
(追い討ちの三段活用はいつものこと)
「凛が男だったら良かったのに」
と、言うくらいなら、そういう男を見つけるべきだと切に思う。
(悪いが私はノーマルだ)
男にふられて泣きつく相手を私にするな。
私は何もできないし。してあげられない。
甘えられても、一刀両断はすれど、甘やかす気は毛頭ない。
昔と変わらぬその潔さに「だから凛は好きだ」と言うけれど。
私はまったく嬉しくないし。迷惑だ。
(↑の好きは人間として好きの意/らしい)
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私とあの人は友達か。と問われれば。
友達だ。と答えるし。
大切か。と訊かれれば。
それなりに。とは、答えるだろう。
だけど。
人として好きかと言われると「好きじゃない」と断言できる。
嫌いかと言われると「別に」としか答えようがない。
(NOTエ●カさま/笑)
私は私なりにあの人を大切に思っていたし、そう接してきたつもりだ。
喧しい泣き言も騒がしい喚きも煩い愚痴も。
文句を言いながらあの人の気が済むまで付き合った。
(夜から早朝にかけての5時間なんてざらだ)
もう眠いから嫌だといって携帯を切ったあとに、何十回も携帯を鳴らされて。
煩いから電源を切って、家の電話にまで何十回もかかってきたとしても。
とりあえず、なんだかんだで話を聞いた。
(本当に、仕方がなかったときもあるけれど)
(家の電話の電源切れないし。家族にも迷惑になるし…って)
左手首から腕にかけての自傷の後を見せられて、事の顛末を話に聞いて。
間接的にその事件に巻き込まれたとしても、なんだかんだで私はあの人を信じていた。
(「いやがらせはしてない」っていう言葉を信じて擁護したりもしたけれど、本当はしてたっていう)
(最悪な奴だよ。まったく。本当に)
ストーカー行為を幾ら注意しても、愛されたいが故に変わることはなかったし。
(典型的な依存症タイプだから、嵌まって喚いて嵌まっての繰り返し)
過剰な被害妄想と自己弁護と相手への執着は今も昔も代わることが無く。
解っていながら「自分はダメな人間だから」と変わろうともしない。
(それでも傷だけはしっかりと心に刻む)
私はこと在るたびに話を聞いて、助言もしたし、怒りもした。
何度も何度も繰り返し。
あの人が傷つくたびに、電話越しの震える声に。
なんだかんだで、叱咤激励。
(それもかなり本気で)
それが私の『甘さ』だったし。
それがあの人の『甘え』に繋がってしまった。
(と思う)
恐らく、こういうところが私が『お人よし』と言われる由縁なのだろう。
ほっとけばいいのに。
ほっとけなくて。
ついつい、口を出してしまう。
(バカみたいに真剣に。心配してさ)
(本当、バカだと思った/結局、無意味なのに)
もしかしたら次は大丈夫かもしれない。
そんな思いが私の中に在って。
その思いがあの人を弱くしてしまったのかもと考えたとき。
私は『優しさ』の意味を改めて思案した。
『大切』にすることは、必ずしも傍にいることではない。
ときに私の『優しさ』があの人にとって毒だったとしても、それは薬になり得る。と。
私があの人と縁を切ることで、あの人自身が強くなる可能性を忘れてはならない。
そう結論付け、今に至る。
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本当に人としてダメな人間だったけれど
(本人にも再三言っている)
私はあの人が嫌いじゃない。
(どちらかと言えば、だけど。好きって断言できるほど好きじゃない)
人見知りが激しくて。どうしようもなく女々しいけれど。
人一倍真面目で、仕事は怠らず、頑張るときに頑張っていることを知っている。
(誰もそうはとっていないみたいだけどね。普通に考えて充分頑張ってるよ)
辛くても苦しくても無理して笑って。
他人や仕事場の人に迷惑をかけないように、人知れず流す涙を知っている。
(私には迷惑しかかけない奴だったけど)
意固地で頑固で我が強くて。
誰よりも繊細で、女の子らしくて。相手を思って尽くして尽くして。
それが重いと切り捨てられたり、遊ばれたりと散々だけど。
飢えた愛を必死に求めて、今の過酷な現状を嘆きながら前を向いていること。
必死に必死に崩れそうになる自分を諌めて、歩いていること。
知っているから。
嫌いになんてなれなかった。
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携帯電話の着信音。
ディスプレイの表示にため息をついて
「やっぱり出てくれた」 と泣き出すあなたを、切り捨てられなかった私の甘さを許さなくていい。
ただ、もう二度と電話なんてしてこないで
(私への電話はいつも不幸の知らせ)
私の知らないところで、幸せに幸せに暮らせばいいんだ。
(あなたの隣はあなたを好きになってくれる誰かがいいよ)
悲しいことがあったときには涙を拭って
苦しいことがあったときには抱きしめ合って
辛いことがあったときには助け合えるような
そういう手や腕を求めているのだから
『私』がいるからと人と関わることを怠けていないで
もっと違う誰かを探すべきだ。
未練が残るような関係は全部全部薙ぎ払い。
『私』を捨てて。
たぶん、あなたから電話が来たらまた私はそれを取ってしまうと思う。
だから、私のことはもう忘れて。
私の全てを無くせばいい。
私があなたの手を取らないように。
あなたが私に手を伸ばさないように。
「さようなら」
私は今でもあなたを友達だと思っているけれど。
(忘れていいよ。むしろ、忘れて)
『大切な誰か』の代わりに私を使わないで。
ちゃんと、しっかり幸せになってね。
(なってもならなくても、私はもう関与しないけど)
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エゴだって言われても仕方がない行為だけど。
こういうのも1つの『優しさ』の形。
(って、思うことにした)
(さすがに5時間の電話は疲れた…というか、眠い。朝のこと)
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